【ゆとりの森自然情報:2024年4月】

こんにちは!園地スタッフです。

仲良しプラザ前のシャクナゲが、木を覆うほど咲きました。

今までで一番咲いた気がする。うれしい!

 

さて、今月も『ゆとりの森自然情報』を更新しました!

ゆとりの森自然情報は、公園内で見つけた生き物を紹介する掲示板です。

仲良しプラザ入ってすぐ正面にあります。

ようやく昆虫が見つかるようになってきました。

まずはベニシジミ。春になると、真っ先に飛び始めるチョウのひとつです。

くりっとした複眼がかわいい。

芝生を見つめていると、ナナホシテントウが走ってきます。

草に足をひっかけて転んだりしながら走る姿は

『爆走』という言葉がピッタリです。

ヒメカメノコテントウも見つけました。

このテントウムシも爆走していたため、頭部が隠れてしまいました。

次はそのキレイな頭部を撮影してやるからな!

バーベキュー広場の近くで見つけたのは、フタホシテントウ

地味な見た目ですが、今まで2回しか見た事のないレア虫です。

案外、目立たないヤツに秘密があるのは、自然界も一緒なのかもしれません。

 

鳥も、まだまだいます。

日陰で休んでいるのはツグミ。そろそろロシアに帰る頃です。

しっかり食べて休んで、無事にたどり着いてほしいものです。

モズもいます。冬場よりスレンダーになった印象。

口に枝をくわえているモズも見かけます。ゆとりの森にも巣を作るのかな。

臨時駐車場から流し目を送るのはコチドリ。かわいい。

堂々と羽づくろいを始めました。めっちゃかわいい。

コチドリは、修景池や芝生グラウンドにも現れますが、臨時駐車場にいることが多いです。

こんな鳥も来ました。シメと申します。ゆとりの森ではレア鳥です。

特徴は、ぶっといクチバシ!こいつで硬い木の実を破壊して

食べるそうです。なかなかワイルド。

 

草花も続々と咲き始めます。

今の季節、いろいろな場所でみかけるこの花はナガミヒナゲシ

一つの花に約1600個も種を作るものすごい繁殖力が強みです。

つくしも伸び伸びしてきました。春の景色だ。

普段は刈り取ってしまう植物ですが、ふと、眺める瞬間を大切にしたいです。

公園東側では、ハナミズキが咲き始めました。

秋には赤い木の実も楽しめます。食べてみましたが、味はしませんでした。

ふわふわドーム前では、コデマリを見つけました。

今は咲きはじめ。これから5月ごろが見ごろです。

 

持ち運びできる『自然チラシ』も出来上がりました。

ベニシジミは、草むらを歩くと、時々飛び出してきます。

もしよかったら、散歩がてら見ていってくださいませ!

 

◆ここからはオマケです。

ゆとりの森には、タンポポがよく咲きます。

二種類+αありまして、

ひとつは、外来のセイヨウタンポポです。

特徴は、花の裏側にある「総苞片」が反り返っている事。

あと、少し花の茎が長かったり、花がフサフサしている気がします。

二つ目は、在来のニホンタンポポです。見た目はセイヨウとほぼ同じだ。

ニホンタンポポの総苞片はピッタリくっついています。

花も、セイヨウタンポポと比べてボサボサしている気がします。

三つ目は、セイヨウタンポポとニホンタンポポの雑種と思われる草です。

やっぱり見た目はほぼ同じだ。

気になる総苞片は・・・反り返るとまではいかないが、くっついてもいない!

 

せっかくなので、セイヨウタンポポとニホンタンポポが、

どこにあるのか簡単に調べてみました。

地図がでかくなっちゃいましたが、だいたいこのような

分布になっていました。やまと山~修景池より北か南かで

勢力が分かれるようで、雑種タンポポはセイヨウタンポポの勢力域で

よく見かけます。分布がきれいに分かれていて、驚きました。

 

公園北東、多目的リンク近くは特にタンポポが一杯あります。

本物はもっとキレイ!

そういえば、『ゆとりの森自然情報』の近くに、

「ゆとりの森の春の生き物集」を置いてみました。

春によく見つかる生き物時々レア生物をまとめてみました。よかったら見てくださいな。

 

今回の記事はここまでになります。

読んでくださり、ありがとうございます!