【ゆとりの森自然情報:2023年8月】

こんにちは!園地スタッフです。

少し前に、テッポウユリが咲いていました。

バニラアイスみたい。おいしそう。

こちらはプランターで育てているジニア。暑い中、よく咲いてくれました。

よかったら見て行ってくださいませ。

 

さて、今月も「ゆとりの森自然情報」を更新しました!

ゆとりの森自然情報は、公園内で見つけた生き物を紹介する掲示板です。

仲良しプラザ入ってすぐ正面にあります。

暑いものですから生き物もいないかなーと思っていたら、いました。

しかしやっぱり暑いみたいです。こちら、ヒバリという鳥です。

スズメに似ていますが、ほぼ草地で暮らします。

暑いので、口をあけて体内の熱を逃がしています。ハァハァ。

あまりの暑さに日かげを活用するヒバリたち。ふー、ごくらく極楽。

あっ、口が開いていないぞ。ちゃんと涼んでいるようです。

モズもいました。昆虫やトカゲ、時には小鳥も襲う狩人です。

全然関係ありませんが、うっかりおどかしてしまい飛んでしまったセミが

モズに捕まる所を見てしまいました。セミには申し訳ない事をしました。

カエデの上ではシジュウカラが羽の手入れをしていました。

鳴き声の組み合わせで言葉を作る賢い鳥です。

しかし今は休息の時。目を細めて気持ちよさそう。

夕方にはスズメが集まってはしゃいでいました。

お目当てはエノコログサ(ねこじゃらし)。

別の時の写真ですが、こんな感じでエノコログサを踏みつけて食べていました。

こうして見ると、彼らは食べ物に囲まれているんだなあと思いました。

私も、一面の小麦畑に行ってみたいなあ。

暑い日はスズメも水浴びしていました(動画です)。

このふわふわした羽毛、たまらなくかわいいです。

しかし水浴び中は警戒していて、すぐ飛んで行っちゃいました。残念。

 

そういえば、

多目的リンクにキカラスウリという、大きな実をつける草を見つけました。

11月ごろまで生き残り、見事熟すと黄色になります。

 

一週間後、再び多目的リンクを訪れると・・・

右のやつが細長くなっていました

下から見ると・・・めっちゃ柵にめり込んでる。どうなっちゃうんだこの子。

行く末が気になるので、続けて観察しようと思います。

 

話は変わりますが、少し前に、ツバメが巣を作りました。

生まれたばかりの様子。目が開いていないぞ。産毛がちょこちょこ生えているだけ。

それが10日後には・・・

まるで別の生き物に。

何度見ても思いますけれども、ツバメの成長って早い。

そして、次の日には飛び立っていきました・・・・

しかし数日後。あれっ、戻ってきてる!?

飛び立った後に戻ってくることもあるらしい。

さも当たり前のようなヒナの顔が、なんとなく笑いを誘いました。

 

持ち運びできる「自然チラシ」も出来上がりました。

サルスベリはふわふわドーム前の他、中規模多目的スポーツ広場付近や、

大規模多目的スポーツ広場付近にもあります。

よかったら、散歩がてら見て行って下さいませ!

 

 

◆ここからはオマケです。虫の話題です。

セミの抜け殻をカッコよく写せないか試してみました。何やってるんだ。

これはニイニイゼミの抜け殻。目から光がほとばしります。ビカーッ!

拡大しました。ドンッ!

目を見ていると、「風の谷のナウシカ」の王蟲を思い出します。

こちらはアブラゼミの抜け殻。琥珀みたいなワクワクする色していたんだなぁ。

これからも、ワクワクする世界を見つめる心を持ち続けたいものです。

草をむしると、青いカメムシが出てきました。

ルリクチブトカメムシというそうです。

写真でもキレイですが、実物は、まるで生きた宝石でした。

脱皮したばかりのカマキリと目が合いました。珍しい。

ここまで大きくなるために、どれだけたくさんの危機を乗り越えたのだろう。

見つめ返す姿に、少しみとれてしまいました。

ショウリョウバッタも大きくなって、やっと飛べるようになりました。

秋の繁殖シーズンに向けて、準備万端だ!鳥と虫取りっ子には負けんぞ!

よくいるアブラゼミ以外にもいろいろ見つかります。

このセミはミンミンゼミ。ミーンミンミンミー!

こちらはニイニイゼミ。ジー、ウィー↑と鳴きます。

樹皮にまぎれて分かりにくい。

ヒグラシも樹皮そっくりで分かりにくい。鳴き声だけが頼りです。

でも、ヒグラシの鳴き声って文字で表現するとしたら

どんな文字だろう。私には「キキキキキ、キ、キ・・・」と聞こえます。

夏場は日陰に隠れているとよく聞くテントウムシもいました。

ナナホシテントウはユキヤナギの木でアブラムシに舌鼓を打ちます。

キイロテントウは葉っぱの裏にいました。

ウドンコ病菌という植物にくっつく菌を食べているらしいですが

菌が小さくて見えないため、

何を食べているのかよくわからんが口をモゴモゴしてます。

このもふもふは、モンクチビルテントウと申します。

どこにいるのかはっきりしませんが、時々みかけるテントウムシです。

別の日、修景池に謎の糸が!不織布みたいだなあ。

もちろんそんな事はなく、クモの子供が集団で張った糸です。

糸を風に流して、それを伝って遠くへ行くわけです。

何のクモなのかは分かりません。知っているクモの中では

ジグモかワスレナグモに似ていると思いました。

こちらがジグモの成体。目はちっちゃいけど牙がでかい、割とメジャーなクモ。

地面から伸ばした袋状の巣の中に潜み、その上を通る虫を

でかい牙で巣を突き破りつつ捕まえる!あんな牙で嚙まれたら卒倒しそうですが

臆病なので人間みたいなデカイ生き物は噛まないそうです。

こちらがワスレナグモ。目がちっちゃく牙がでかい、マイナーなクモです。

地面に穴を掘って、穴に通りかかる虫を捕まえるそうです。

ワスレナグモもなかなか臆病で、ヒトの足音に反応して

サッと巣の奥に逃げ込みます。やたら大きくて怖そうな牙は、

ひたすらにダンゴムシやワラジムシに振るわれます。

 

お気に入りのツバメの日光浴の写真を貼って、今回の記事はここまでになります。

読んでくださり、ありがとうございます!