種子テープで咲かせるフィールドフラワー

フロープ®

 『フロープ』は、荒れ地などに直接種子をまいて花を咲かせるために開発された播種用の資材です。すでに20年余りの実績があります。綿の不織布の中に、種子、粒状ピートモス保水剤などを混合し、機械で封入してリール巻きにしてあります。お客さまのご要望に応じて、施工現場に適した草花を選択し、受注生産にてお届けします。1~2cmの深さに埋めることで、緑花できます。オーダーメイドの『フロープ』は、個性が求められる緑花に適しています。また、手押し式の播種機『フロープシーダー』を使って、狭い場所から広い場所まで、線状や面状に花を咲かせることができ、大型の機械を使用しなくても迅速に、確実に播種できるのも利点です。さらに、一定の間隔をあけて苗が育つので、草花と発生した雑草とがはっきりわかり、除草などの管理作業も楽です。

 

『フロープ®』施工のポイント

適期 土壌の地温が、種子の発芽に適する15℃~22℃ぐらいの頃がよく、連続した大雨や乾燥、高温、低温の時は避ける(春:桜の開花時期~6月末・秋:9月~10月中旬頃)。
施工準備 雑草や石などを取り除き、草花の根が生育できるように15cm~20cmの深さに起耕する。また、埋め込み地は、できるだけ平らにならしておく。 
肥料 土壌により使用する種類・数量は違うが、元肥が生育の決め手になるので最低の施肥は行う(例:『マグァンプK』を1㎡あたり100gほど施肥)。
施工 地表面より深さ1~2cmを厳守し、『フロープ』を埋め込む。埋め込み後軽く転圧し、たっぷりと水をかける(『フロープ』が露出したり深く埋め込みすぎると発芽が悪くなる)。
施工後の管理 施工後2~3週間(双葉から本葉が出るまで)は、強い乾燥にあわせないこと。
除草 苗の生育に障害となる高性雑草は、できるだけ早く取り除く。

 

施工内訳

施工条件 耕うん(除草などの除去を含む)、土壌改良、整地済みの標準他
作業内容 溝切り、『フロープ』引きならし、覆土(目土かけ)、転圧、水やり
100mあたり 造園工0.5人工、作業員0.2人工

 

推奨品種

春まき1年草 キバナコスモス・クレオメ・コスモス・ジニア・マリーゴールド
春まき宿根草 カワラナデシコ・サルビア ファリナセア・シャスターデージー・ダイヤーズ カモミール
秋まき1年草 ハナナ・ヤグルマソウ・ネモフィラ・ノースポール・ハナビシソウ
秋まき宿根草 モモイロツキミソウ・タツタナデシコ・キキョウ・ルピナス ラッセル

※上記以外の品種も取り扱っております。お気軽にお問い合わせください。