【ゆとりの森自然情報:2021年11月】

こんにちは!園地スタッフです。

修景池のナツツバキの葉が、燃えるように色づいています。

サザンカの花も咲き始めて、ゆとりの森は冬らしくなってまいりました。

気温も下がってきましたから、温かくしてお過ごしください。

 

さて、今月も「ゆとりの森自然情報」を更新しました!

ゆとりの森自然情報は、公園内で見つけた生き物を紹介する掲示板で、

仲良しプラザ入ってすぐ正面にあります。

冬が近づき、新しく見つける生き物も少なくなってきました。

園内の通路では、ヒメアカタテハや、

ウラナミシジミなどのチョウが、擦り切れたはねを広げて暖をとっています。

虫は、寒くなると動けないものですから、お日様を浴びて体温を上げます。

 

寒いから眠ってしまえ、という虫もいます。

モンクチビルテントウと申します。

普段はタニウツギなどの木をうろついていますが、気温が下がると

木の皮の隙間で休みます。

実は外来種で、年々北上しているそうです。それはそうとかわいい虫。

 

虫に代わって、鳥がよく見られるようになりました。

おなじみのムクドリです。芝生グラウンドのフェンスで休憩中。

群れでやってきて、土の中の虫を食べに来ます。

見えないはずの地中の虫をどうやって捕えているのか

私はいまだにわかりません。

植物のタネを求めてカワラヒワもやって来るようになりました。

大きなクチバシでタネをかじり、ぼりぼり砕いて中身を食べます。

左足で顔をかいている所。でも肝心な右足が写りませんでした。

顔は、どことなく気持ちよさそう。

 

おやっ、テニスコート前で、コムラサキの実を食べているのは・・・

メジロ!

しわくちゃになってきた果実をくわえてドヤ顔です。

このコムラサキの実、おいしくないのか、鳥が食べている所を見たのは初めてで、

いつもは、誰にも相手にされないまま茶色く枯れて垂れ下がっています。

このメジロ、よほど腹が減っていたんだな・・・。

修景池に戻ると、ヒバリが何かをついばんでいました。

身をかがめてじっとすれば、まるで草地そのものです。

そんなヒバリがシャキッと立ちあがりました。どうしたどうした。

首を伸ばして警戒しています!敵がいたかな?私かな?

その近くには・・・

モズがいました。

まるでタカかハヤブサのようなたたずまいを決めるこのモズは、

シジュウカラなどの小鳥を襲うこともありますから、ヒバリが警戒するわけです。

 

そんなヒバリに似ているけど、ちょっと違う鳥もやってきました。

ヒバリ・・・じゃない。

調べたところ、タヒバリという鳥に最も近いようです。

タヒバリは、以前からゆとりの森で見つかるのではないかと言われていた鳥で、

草地に住む鳥だそうです。名前もそっくりだな。

この日は芝生グラウンドを念入りに調べていました。

良い住処だと認められれば、仲間を連れてくるかも・・・?

持ち運びできる自然チラシも出来上がりました。

ハヤブサの仲間チョウゲンボウは、ときどき朝方の大規模多目的広場から

飛び立つ姿を見かけます。もしよければ、散歩がてら見ていって下さいませ!

 

 

◆ここからはおまけです。

冬は空気が澄んで、富士山がきれいに映ります。特に朝や夕方は本当にキレイ!

朝の富士山。なんだか幻想的!

朝焼けが雪に映り込んでいます!

こちらは夕方。染物のように濃い橙色。

日本!って言いたくなる景色でした。

雲の笠をかぶっている時もありました。

富士山の真下から見たら、笠の裏側が見えるのかな。ちょっと見てみたい。

 

月もあざやか。

今回の記事はここまでになります。

読んでくださり、ありがとうございます!