盛夏の園内観察

こんにちは!園地スタッフです。

やまと山から丹沢山系の方を見上げると、入道雲がそびえていました。

夏らしい大きな空に、思わず見とれてしまいます。

休業中のバーベキュー広場では、オニノゲシが咲き誇っていました。

とげとげしい姿のために、普段はすぐ刈り取ってしまう雑草ですが、

こうして眺めるときれいな花です。

 

そんなわけで、今回は特にテーマは決めずに最近のゆとりの森の生き物を

紹介させていただきます。

エントランスでは、時々床に降りて休むツバメを見かけます。

ツバメって、飛んでいるか電線で休んでいる印象しかありませんでしたから、

こうして大地に立つ姿は、ちょっと面白く感じました。

少し前まではヒナもいました。後ろの奴、ぶれてる・・・

今は旅立って、きっと電線で歌っていると思います。

 

ヒナといえば、

少し前、おもちゃの橋付近を歩いていると、メジロがピーヒョロ騒いでいる

事に気づきました。あやしい。

付近を探してみると・・・

なんと巣を見つけました!ヒナもいた!

手を伸ばせばすぐに取れるハナミズキの枝に、メジロの巣が掛かっていたのです!

このヒナはもう巣立ちましたが、巣はまだ残っています。・・・探してみる?

 

巣立ちとは少し違いますけれども、セミの声もよく聞こえるようになりました。

アブラゼミは、ゆとりの森でも一番多いセミです。

抜け殻も多いのですけれども、

中身の入った幼虫も見つけちゃいました

大丈夫?鳥に食べられない?心配をよそに、彼はもくもくと登り続けました。

ちなみに、昆虫で有名なファーブルによると、セミの幼虫は美味いそうです

アブラゼミに次いで多いのが、このニイニイゼミです。

樹皮にそっくりの模様のせいで、すぐ近くで鳴き声がするのに見つからない!

という事に何度も見舞われました。ニンニンゼミ?

バシッ!ビシッ!

下のオスが上のメスの気を引こうと、鳴きながらチョップをお見舞いしています。

メスの返事はというと・・・翅(はね)でビンタを返していました。

なかなかファイトのある婚活です。

そんなニイニイゼミの抜け殻がこちら。なぜか泥だらけ。

アブラゼミの抜け殻と比べると、根元や低い場所に多い気がしました。

 

小川を歩いてみると、色々なトンボが見つかりました。

こちらはシオカラトンボ。別に塩辛にして食べた訳ではなく、

背中の白い粉状のものが塩のようだからこんな名前らしいです。

このナツアカネは、小川以外の場所でもよく飛んでいます。

それにしてもこいつ、だいぶ疲れているようだ・・・夏バテかしら。

あまり見かけないトンボも発見。オナガサナエというトンボが一番近いようです。

オナガサナエはサナエトンボというトンボの仲間なのですけれども、

こいつらはダビドサナエ、オグマサナエ、ホンサナエ・・と、

とにかくソックリさんばかりで困りました。

 

他にも、

ショウリョウバッタなどの虫を求めて、常連の鳥たち、

チラリと見上げるハクセキレイ

ふっくらヒバリも、よく散歩しています。

 

 

今回の記事はここまでになります。

読んでくださり、ありがとうございます!