【ゆとりの森自然情報:2025年7月】
こんにちは!園地スタッフです。

うおおー!入道雲がそびえ立つ!

ゆとりの森は空が広いので、雲が大きく映ります。
散歩中に、ちょっと見上げて頂けましたら幸いです。
さて、今月も『ゆとりの森自然情報』を更新しました!

『ゆとりの森自然情報』は、公園内で見つけた生き物を紹介する掲示板です。
仲良しプラザに入ってすぐ正面にあります。

いやしかし、急に暑くなってきた気がします。

虫をついばむムクドリも、口を開けて暑そうです。ハァハァ。
鳥は、暑くなると口を開けたり翼のワキを広げたりして放熱します。

修景池の上流で見つけたスズメも、ハァハァしていました。
修景池の上流は、スズメの水浴びスポットでもあります。

近くの草むらを歩くヒバリも口を開けて放熱していました。
分かる。岐阜では39℃近い日もありましたし今年は暑い。

「メシだ!」
飛び上がって、オオバコのタネを食べようとします。届け、サマーステップ!

誘導灯でハァハァ・・・ではなく、ナワバリ宣言しているのはモズ。
勇ましい鳴き声です。一般的にモズは秋のイメージがある鳥ですが
ゆとりの森では年中見つかります。

おっ、ハクセキレイです。5、6月はほとんど見つかりませんでした。
毎年、ゆとりの森のハクセキレイは、5・6月の間、見つかりにくくなります。
この期間は、ハクセキレイの子育てシーズンと重なります。
ひょっとしたら、公園の外で子育てをしているのかもしれません。
お花もちょっぴりご紹介。

ムクゲと申します。多目的リンクやバーベキュー広場の近くなどで咲いています。
やわらかい桃色が広がる花びらが目に優しいです。

仲良しプラザ前では、キキョウが猛烈に咲いています。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に、キキョウ色の空、といった文があります。
夜明けか、夕暮れと夜の境い目くらいの空なのかなあ。

こちらはヤマハギと申します。バーベキュー広場などでもりもり咲きます。
昆虫があつまる花ですので、観察しているとテントウムシやゾウムシ、
シジミチョウなど色々見つかって楽しいです。

夏の花、サルスベリも開花しました。あざやか。
昆虫もぞくぞく現れます。

シオカラトンボと申します。修景池の小川を巡回しています。
涼しげな青色が水辺に合います。

ナミテントウも見つけました。ヤブガラシのツルを巡回中。
アブラムシを退治してくれますから、私は見つけるたびに感謝しています。

目玉模様があるのはジャノメチョウ。必死にミツを吸い中。
昆虫その他の動物が持つ目玉模様は、天敵を脅すためとも、おとりとしてつつかせる事で
重要な器官を守るためとも言われていて、何のためにあるのか意見が分かれているそうです。
ちなみに、私はおとり派です。
ちょっと変な虫も見つけました。

ツツジコブハムシと申します。
えっ、これ虫?と思う方もいるかもしれません。はい、虫です。

このツツジコブハムシ、虫のフンに擬態しています。そのせいか全然動きません。
しかし驚いたことに、こんな姿なのに空を飛べます。ズルい。
ここからは余談です。
ツツジコブハムシは、過去の記事でムシクソハムシと書くこともけっこうありました。
しかしよく調べると、ムシクソハムシはクリ等に来るものの、ツツジには来ない虫でした。
今回を含め、今まで見つけた虫はツツジで見つけたものでしたので、ツツジコブハムシとしました。

持ち運びできる『自然チラシ』も出来上がりました。
葉っぱをめくると、カマキリがみつかる季節になりました。
よかったら、散歩がてら見ていってくださいませ!
◆ここからはオマケです。
仲良しプラザ玄関では、ころたん(ミニメロン)を育てています。

先月中旬は、ひざの高さくらいだったものが、

いつのまにか私の身長を超えていました。でかい。

果実も大きくなってきました。だいたい直径10cmくらい。
メロンらしく模様も入ってます。小さくても立派!
そういえば、

プラザ入口では、ツバメが今年二度目の子育てを行っていました。二回目とかあるんだ!?

こちらは7月6日の様子。まだ目も開いていない。
それが8日後の7月13日にはすっかり鳥らしくなっていました。
羽毛もふわふわ、外を見つめる目は好奇心に満ちています。

雨の上がった7月16日には、無事に巣立ちました。
ツバメがまた来るように、巣の周りの掃除をしようかな。

出番のなかったコチドリの写真で、今回の記事は以上になります。
読んでくださり、ありがとうございます!

