大和ゆとりの森

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【ゆとりの森自然情報:2025年6月】

こんにちは!園地スタッフです。

アジサイの季節になりました。空色のアジサイですね。

ゆとりの森では、公園北側、厚木飛行場が見える通路や

テニスコートで見ることが出来ます。

また、ガクアジサイも風の橋(ふわふわドーム十字路を東に行ったところ)

の下に咲いています。暑いので、水分をお忘れなく!

 

さて、今月も『ゆとりの森自然情報』を更新しました!

『ゆとりの森自然情報』は、公園で見つけた生き物を紹介する掲示板です。

仲良しプラザに入ってすぐ正面にあります。

暑さに負けず、さまざまな生き物が見つかりました。

キンシバイと申します。ロータリーなどで黄色い花を咲かせています。

雄しべのふさふさを金糸(きんし)に見立ててこんな名前です。

ミツバチがミツを吸いに来ると、あっというまに花粉まみれになります。

白い大きな花、タイサンボクは芝生グラウンドの東側や、

大規模多目的スポーツ広場のスポーツハウス(水道のある建物)

付近にあります。今は満開を過ぎていますが、まだ咲いているものもありそうです。

足元に目を向けると、ネジバナが咲いています。

くるくる回るように花が咲く、6月の花です。芝生に生えています。

植栽のそばにはツユクサが見られます。

青い花びらと黄色いおしべ、めしべがいい味出しています。

夏らしい色あいだ。

ナツツバキも咲いていました。オモチャの橋の下などで見つかります。

この花は散るのが早いために、お伝え出来ない年も多いです。

今年はなんとかお伝え出来ました!

 

鳥も見てみましょう。

大和市の市鳥、オナガを見つけました。

オナガはカラスの仲間だけあって賢く、仲間に食べ物を譲って、器の大きさを

見せることで絆を深めたり高い地位につくそうです。

人間以外で譲り合いがあるのは、ちょっとうれしいですね。

雨の日の修景池の最北端には・・・

カルガモが来ていました。

本来は川の鳥ですが、雨が降るとたまにやってきます。

どうしてなのかは・・・わからない!

コチドリも見つけました。相変わらずカワイイです。

モズも発見。これは今年巣立ったばかりのニュービー、つまり若鳥です。

こちらが大人モズ。キリっとした顔立ちで、胸元もスッキリした白色です。

子供はどんな動物でもカワイイのかもしれない。

 

子どもと言えば

今年もゆとりの森にはツバメの家族がやってきました。

無事に6羽巣立ちました!よかったー!でも巣がギュウギュウである。

それから、

仲良しプラザの前では、グリーンカーテンを育て始めました!

画像はころたん(ミニメロン)。

今年はミニスイカの他、

ツルインゲン、ツルムラサキ、オカワカメなど、ちょっと変わった

作物にも挑戦します。もし出来上がったら、じゃんけん大会などで

配布予定です。がんばるぞ!

 

持ち運びできる『自然チラシ』も出来上がりました。

モズの子供やカルガモ・・・楽しくなってまいりました。

もしよければ、散歩がてら見ていって下さいませ!

 

◆ここからはオマケです。

ある日の帰り、地面を眺めていると・・・

あっ!サナギを抱えているアリが!

これはサムライアリという、奴隷狩りを行うアリです。

サムライアリは、ターゲットになるアリの巣を見つけると、

黒いモヤのように群れながら殺到します。

そして巣からサナギや幼虫を盗み出し、ふ化したアリに

食事の世話などあらゆる事をさせます

ちなみに、上の写真ではサナギを盗み出そうとしているサムライアリ

盗まれ側のアリ(クロヤマアリ)が嚙みついています。

この後、サムライアリが無理やり振り払って、盗み出していました。

ここでもサムライアリが嚙まれていますが、やっぱり振り切ります。

サムライアリは、クロヤマアリに噛みついてケガをさせたりせず、ひたすらに

力ずくで盗み出すようです。

 

こんな事を他の虫がしようとしたら、

たちまちクロヤマアリにボコボコにされますが、なぜかそうはなりません。

一説によるとフェロモンで混乱させるのだとか・・・

帰り道を間違えて雑草の上で困っているサムライアリもいました。

どこで道を間違えたんだ?意外とおっちょこちょいだ。

そんな景色を眺めながらの夕暮れでした。

 

芝生で寝ているカルガモの写真で、今回の記事はここまでになります。

読んでくださり、ありがとうございます!