【ゆとりの森自然情報:2025年4月】
こんにちは!園地スタッフです。
今年のネモフィラはとても元気です。
今もまだ咲いていて、撮影している方をみかけます。
よく頑張ってくれているなあ。ありがたいことです。
さて、今月も『ゆとりの森自然情報』を更新しました!
『ゆとりの森自然情報』は、公園内で見つけた生き物を紹介する掲示板です。
仲良しプラザに入ってすぐ正面にあります。
少しずつ、春らしい生き物を見かけるようになりました。
早速、仲良しプラザ玄関にツバメがやってきて巣を構えました。
驚いたことに、土台部分は去年の巣を利用して、
フチの辺りを建て増しして使っているようです。
ツバメ流リフォーム術が光る新居でした。
少し前のスズメは、桜の花を満喫していました。
花が散った今は、芝地から虫や草のタネを探しています。
季節に合わせて、なんでも食べるぞ。
芝生グラウンドでは、ヒバリを見つけました。
春になると、ゆとりの森ではヒバリの鳴き声が聞こえてきて、
季節の移り変わりを感じます。
修景池には、ツグミがたくさんやってきます。
なかなか沢山やってきました。矢印の鳥は、全部ツグミ!
ツグミは、5月ごろには渡りをはじめて、ゆとりの森を去ります。
今のうちに、旅のエネルギーを蓄えているのかもしれません。
有刺鉄線の上では、モズがたそがれていました。
今日はミミズしか食べていないのかもしれません。明日があるぞ。
4月は花も多いです。
仲良しプラザの近くでは、シャクナゲが満開です。
丸く咲く花にはミツがたっぷり。外から見えるくらい溜まっています。
シャクナゲの近くでは、シランが咲き始めました。
紫色のラン、だから『シラン』だそうです。
ダジャレを言いたくなる名前だと思いました。
道の脇では、赤紫色の花が見つかります。カラスノエンドウです。
この草、花の付け根(矢印の場所)から蜜を出す事でアリを呼び寄せ、
他の虫から守ってもらう、という賢い事をします。用心棒はミツが好き?
芝生グラウンドの東側では、キランソウの青紫色の花が見つかります。
別名を『ジゴクノカマノフタ』と言うそうです。
見た目からは想像もつかない、ゴツい異名だ。閻魔(えんま)様のお気に入りかしら?
北側に行けば、マツバウンランも見つかります。鳥が連なるような形。
タンポポの前に咲いているのはハルジオン。目玉焼きみたいな花です。
タンポポもハルジオンも、キクの仲間だったりします。
そういえば、
わんぱく広場のモミジに、赤い何かが沢山ぶら下がってる事に気づきました。
近づいてみると・・・
なんか万博のキャラクターの顔みたいなものがたくさんついているように見えました。
これ、モミジの花だそうです。何年も務めているのに、初めて目にしました。
花にも、いろいろな形があります。
持ち運びできる『自然チラシ』も出来上がりました。
気温が上がり、チョウが飛ぶ姿も見かけるようになりました。
もしよければ、散歩がてら見て行ってくださいませ!
◆ここからはオマケです。
飛んでいたチョウを追いかけて、いくつか撮影してみました。
ベニシジミと申します。
ごくふつうのチョウですが、赤いハネが鮮やかで好きです。
雨上がりには、アゲハチョウがしきりに地面に口をつけていました。
水を飲んでいるのかな?
ナナホシテントウも、よく見かけるようになりました。
テントウムシは、ほかの種類のものも来ています。
黒地に赤い点が二つ・・・ヒメアカボシテントウと申します。
カイガラムシという、木の害虫を食べてくれる虫です。ありがたやー!
こちらは、ヒメカメノコテントウと申します。
背中の模様がカメノコ模様だから、こんな名前。オシャレな色だ。
こんな虫も。太い腕だ!
でも、ヒゲナガカメムシというそうです。
太い腕も活かした名前であってほしかった。
花びらを見つめるハクセキレイの写真で、今回の記事はここまでになります
読んでくださり、ありがとうございます!