【ゆとりの森自然情報:2023年12月】

こんにちは!園地スタッフです。

突然ですが、大規模多目的スポーツ広場が工事中です。

人工芝を剥がすと、火星の大地のようだ・・・。

工事は来年2月いっぱいまで行われる予定です。覗いてみるのも面白いかもしれません。

 

さて、今月も「ゆとりの森自然情報」を更新しました!

ゆとりの森自然情報は、公園内で見つけた生き物を紹介する掲示板です。

仲良しプラザ入ってすぐ正面にあります。

やっと冬らしい寒さが訪れた気がします。

それでも生きている虫もいました。アキアカネです。

12月にトンボを見たのは初めてです。

寂しそうに飛んでいる姿が、印象に残りました。

 

この時期、たいていの虫は冬眠しています。

草刈り作業をしていると・・・

草の根元にいた!キタテハという、チョウの仲間です。

じっとしていると枯葉のようです。こんな場所で冬眠しているのか。

ナナホシテントウもいました。目立つ。

こんな彼らですが、冬眠中は春まで飲まず食わずなワケです。

虫って大変だ・・・!

虫に代わって、サザンカが咲き始めました。

サザンカが咲くと、冬が来たのだなあと感じます。いい香り!

 

さて、視線を上げて、木の上を見てみましょう。

ギャイギャイ大声をあげているのはヒヨドリです。

何気に、世界中で日本周辺にしかいないレアな鳥だ。ホントだぞ!

枝に隠れているのはモズ

剪定作業をしていると、近くまで寄ってきます。

枝を切ったときに飛び出すクモを狙っているようです。かしこい。

真剣なまなざしで幹を見つめるのはシジュウカラ

シジュウカラは虫を食べる鳥で、冬場は木についた虫のサナギなどを

食べています。

スズメもいます。冬の初めのスズメは、秋に蓄えた脂肪で

丸っこくなってかわいいです。しかし、そんな体で飛べるのかしら。

あっ、地味だけど見かけない鳥が!ジョウビタキのメスです。

鏡に映った自分とケンカする位、縄張り意識が強いと言われています。落ち着けよ!

ところでジョウビタキのオスは、とてもキレイなのですけれども・・・

おおっ!オスだ!ジョウビタキのオスです!胸のオレンジ色が鮮やか。

ゆとりの森で、オスのジョウビタキを見たのは初めての事でした。

ちなみにケンカはしていませんでした。ウワサは本当なのか?

冬になるとやってくる、ツグミという渡り鳥も現れました。

ロシアから来るそうです。いまだに信じられん移動距離だ・・・。

なんかスズメっぽい鳥もいます。ホオジロと申します。

こちらはメス。オスのホオジロは

まっしろな顔!これで「ホオジロ」と言われています。

ジョウビタキもホオジロも、華やかさ担当はオスのようです。

 

ふわふわドームには珍客が。

ハクセキレイだ!しかも二羽!(動画です)。

楽しそうにウロチョロしています。チョロチョロ・・・

 

しかし、なぜふわふわドームに来るんだろう。遊びたいとしても

多分彼らは2歳くらいなので、年齢制限(3歳~9歳)にひっかかって遊べないぞ。

 

持ち運びできる自然チラシも出来上がりました。

大規模多目的スポーツ広場のネットには、カマキリの卵が!

もしよければ、散歩がてら見ていってくださいませ!

 

 

◆ここからはおまけです。

ゆとりの森は富士山がよく見えます。ちょっと見てみましょう。

10月頃の富士山。

山頂に変なギザギザがありますが、これは登山道らしいです。

こんな遠くから、人間の作った道が見えるってすごくありませんか。

七日後の写真がこちら。まっしろ!

登山道も、ほぼ埋もれてしまいました。

夕方もきれいだ。いよーっ、ニッポン!!って感じがします。

山々に並ぶ送電線のようなシルエットも、なかなか味わい深いです。

 

そんなわけで、今回の記事はここまでになります。

そういえば、ゆとりの森で見つけた生き物の種類数が、

400種類を超えていました。ほぼ虫ですが何気にスゴイ気がする。

 

こうして観察が続けられるのも、見て下さる皆様のおかげです。

今年も読んでくださり、ありがとうございます!