大和ゆとりの森

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【ゆとりの森自然情報:2023年3月】

こんにちは!園地スタッフです。

テニスコート前のナノハナが、もりもり咲いてきました。

近づくと、ナノハナのにおいがします。プーン。

仲良しプラザ前では、ネモフィラが!

まだ、ぽつぽつといった具合ですが、これから楽しみです。

 

さて、今月も「ゆとりの森自然情報」を更新しました!

ゆとりの森自然情報は、園内で見つけた生き物を紹介する掲示板です。

仲良しプラザ入ってすぐ正面にあります。

花粉症なものですから、外を歩くのが辛い季節です。

オナガを見つけました。

見つめているのは、ヘクソカズラという草の実です。

ヘクソカズラは、名前の通り臭い実で、つぶすと本当にオナラの匂いがします。

ヘクソカズラ、食うべきか・・・空腹にさいなまれ、オナガは選択を迫られていたのです。

結局、食べずに飛んでいきました。

芝生グラウンドや修景池では、ツグミがちょこちょこ跳ねています。

冬になると、ロシアの方からやってくる渡り鳥です。

そんなツグミがたくさん集まった様子がこちら。3月になって増えてきました。

血の気の多いツグミの事、これだけ集まるとケンカしそうですが、

仲良くしていました。そのまま平和に暮らしてほしい。

芝生グラウンドで草をむしっていると、モズが来ました。これまた近い。

どうやら、草むしりしたときに出てくる虫を狙っているようです。

自分の体くらいあるミミズをズルズル食べる姿は、野生の王国って感じでした。

 

芝生グラウンドには、こんな鳥も来ます。

春の渡り鳥、コチドリです。

少し歩いては止まる、だるまさんが転んだ的な歩き方をします。

こちらを警戒して、つかず離れずの距離を保ちます。

コチドリは、運が良ければ、修景池や臨時駐車場でも見ることが出来ます。

生垣のそばでは、キジバトが休んでいました。

どこにでもいる鳥ですが、昔は山に住んでいて、めったに人の前に

現れなかったそうです。ホントかいな。

少し前の河津桜では、メジロが蜜を吸っていました(動画です)。

メジロの舌は、蜜を吸いやすくするために、ブラシ状になっているらしいです。

それ怖くないか。ホントかいな。

 

桜といえば、変わった桜が咲いています。

カンヒザクラと申します。仲良しプラザ・ロータリーにあります。

この桜、遠くから見ると形になっていますが、

花は下向きな上に中途半端な開き方をしています。

ずいぶんやる気のない桜だ。しかし、色鮮やかで、すばらしい桃色です。

色だけ頑張って、あとは力尽きたのかもしれません。

わんぱく広場では、モクレンの白い花が見頃です。

この見頃は大変短く、今日見に行ったら、ボロボロと花びらが落ちていました。

 

なので、開花のお知らせの機会を逃すことが結構あります。

もうちょっとゆっくりしてほしい。

黄色いふさふさを重ねたようなこの花はトサミズキ

元々は山の花らしいのですが、園芸植物として使用されています。

テニスコート付近や、大規模多目的スポーツ広場付近で見ることが出来ます。

そのトサミズキのそっくりさんが、

多目的リンク前にあるこちら、ヒュウガミズキ

似すぎでしょう。私、数年前までどっちがどっちだか分かりませんでした。

 

少しずつ、虫も増えてきました。

強風に耐えながら蜜を吸うのはモンキチョウ

体をバイクのコーナーリングのごとく曲げながら、必死にしがみついています。

モンキチョウは、幼虫で越冬するそうです。

 

という事は、このモンキチョウは冬明けと同時にすごい速さでマユを作って、

速攻でマユを割って飛び出したのでしょう。もっとゆっくりしてほしい。

別の場所では、ツチイナゴがふらふら歩いていました。

こちらは速攻でバリーンメギャーンと進化したわけではなく、この姿のまま

飲まず食わずで冬を越してきました。そのせいか、簡単に捕まえられました。

芝地を見ていると、ナナホシテントウがバタバタ走る姿を見かけます。

アブラムシを求めて走っているのだと思いますが、

草木を乗り越えて駆ける姿は、なかなか見ごたえがあります。

別の時、いつのまにか、ヒザにテントウムシがついていました。

ヒメテントウというテントウムシの一種です。詳しい名前はわかりませんでした。

一体なぜヒザに来たのか。しゃがむ前に気づいてよかった。

 

持ち運びできる「自然チラシ」も出来上がりました。

タンポポは、芝生グラウンドの北側斜面に沢山咲いています。

もしよかったら、散歩がてら見て行って下さいませ!

 

ちょっとお疲れのモズの写真を載せて、今回の記事はここまでになります。

読んで下さり、ありがとうございます!