【ゆとりの森自然情報:2023年2月】
こんにちは!園地スタッフです。

雪です。
今年初めての雪が、修景池に降りました。寒い。やばい。

こごえる寒さの中、モズが何かしゃべっていました。
その元気さがうらやましい。
さて、今月も「ゆとりの森自然情報」を更新しました!

ゆとりの森自然情報は、公園内で見つけた生き物を紹介する掲示板です。
仲良しプラザ、入ってすぐ正面にあります。

意外と虫をみかける機会がありました。

驚いた事に、ミツバチがサザンカに現れました。
足には花粉の団子をつけて、元気に飛んでいます。
天気の良い日は、ミツを集める事があるそうです。ほぇー!

土で出来たホヤみたいなものも見つけました。
これは狩りバチという、単独で暮らすハチが作った、
幼虫用の巣です。アメリカジガバチかもしれません。
中に、幼虫の卵と、幼虫のエサになる虫を入れます。

ちなみにこちらがアメリカジガバチ。ウエスト細すぎる。
ハチなので刺しますが、臆病なので刺されることの方が難しいと思います。
ご安心ください。

キンモクセイを剪定していると、ナミテントウが出てきました。
木の間にたまった枯葉の中にいたようです。
寒さで少し色がくすんでいるような?

こちらが夏のナミテントウ。つやつやしています。
先程のナミテントウも、すべすべの体だったのでしょう。あの頃はよかった。

こんなカラフルなクモも。シロスジショウジョウグモと申します。
冬眠中だったのか、フラフラ歩いていました。きれい。

草をむしると、クビキリギスがいました。
キリギリスの仲間です。ナナホシテントウと同居中。
それにしても、随分バレバレな色で冬眠するものです。
余程かくれんぼに自信があったのでしょう。

枯草をめくると、地味な虫が。
ヒゲブトハムシダマシという虫だと思います。
地味すぎるせいか情報が全くありませんでした。

少し前にモッコウバラ付近で見つけた写真がありました。
この時も、枯草の中に隠れていました。
枯草を食べる虫なのかな?地味な虫にも暮らしあり・・・。
かわって、鳥は沢山見かけます。

芝生の上でキジバトが眠っていました。
寒いですからね。朝のお日さまを浴びて、一日頑張りましょう。

芝生グラウンドのフェンスには、ヒヨドリがやって来ました。
近くの木の実が狙いですが、人間がニガテなので、警戒して体が細くなっています。

軽スポーツ広場にはカワラヒワが集まります。
朝のくつろぎタイムのようです。ぬくぬく。

ツグミも少しずつ増えてきました。
これからだんだん増えて、3月ごろは修景池がツグミでいっぱいになります。

木を登ってつつき回るのはコゲラ。小さなキツツキです。
とにかく忙しそうに飛び回って、つついていました。
そう都合よく木の中に虫がいるわけではないようです。

久しぶりにホオジロも見つけました。なるほど、白い顔だ。
歌いながら、何かを追いかけています。
その先にいたのは・・・

ホオ・・・白くない!
白くありませんが、これはメス。さっきのはオスで、求愛中だったのです。
ちなみに、この後フラれました。

やまと山には、いつもハクセキレイがいます。
しかし、こいつはやたら貫禄がある奴だ。

そんな貫禄ハクセキレイに、背後から同僚が忍び寄ります!
これはケンカか?やまと山に緊張が走る!

あっ、通り過ぎた。

余裕の表情で頭をかいています。
相当な大物です。将来が楽しみですね。

持ち運びできる「自然チラシ」も出来上がりました。
少しずつ河津桜の花が開いてきました。
もしよかったら、散歩がてら見て行って下さいませ!
◆ここからはおまけです。

キンモクセイの剪定をしていたところ・・・

これまでにない至近距離にモズがやってきました。なぜ!?
ヘッドスライディングしたら届きそうなくらい近い!
羽毛がもふもふですね。(動画です)
しかし、なぜやって来たのだろう。

地面に降りて、何かを探していました。
ひょっとしたら、剪定の時に落ちてくる冬眠中の虫を
狙っているのかもしれません。それくらいしか思いつきませんでした。

他の場所で剪定していた時も、モズがやって来ました。
鳥も、人間を利用しているのでしょう。
そう思うと、自然の営みに入ることが出来た気がして、少しうれしかったです。

芝生グラウンドに残された謎の足跡写真で、今回の記事はここまでになります。
読んで下さり、ありがとうございます!

