【ゆとりの森自然情報:2022年7月】

こんにちは!園地スタッフです。

今年も、仲良しプラザのそばで、キキョウの花が咲きました。

懐かしい気持ちになるやさしい色が好きです。

どこにでもありそうな花ですが、絶滅が心配されている事に驚きです。

よかったら、探してみてください。

 

さて、今月も「ゆとりの森自然情報」を更新しました!

ゆとりの森自然情報は、公園内で見つけた生き物を紹介する掲示板です。

仲良しプラザ入ってすぐ正面にあります。

思ったより生き物を見つけていない気がします。

暑さのせいかな?

7月の初め頃になると、必ずこのジャノメチョウが飛び始めます。

はねの目玉模様を、ヘビの目に見立てたことから、こんな名前です。

このヘビの目で鳥を脅かして逃げているとも、

目玉模様をおとりにして逃げているとも言われています。

どちらが正しいのやら。私は、どっちの効果もあると思っています。

バーベキュー広場や、多目的リンクのそばではムクゲが花盛りです。

何かに似ていると思ったら、ハイビスカスの仲間だそうです。

花の寿命が1日くらいしかなく、しぼんた花をボロボロ落とします。

 

ムクゲの根元は、花の鮮やかさとは打って変わってしぼんだ花だらけで、

それはそれはスゴイ事になります。

木の上ではゴマダラカミキリが首をかしげていました。

カミキリムシは恐ろしい虫で、幼虫が木に穴をボコボコ開けて枯らしてしまいます。

そんな木のあり様を見た誰かが、銃で撃たれたように思ったのか、

ついたあだ名が「テッポウムシ」。こういう感性を私も持ちたいなあ。

こんなものも見つけました。フン・・・?

虫です。その名もずばりムシクソハムシ

フンに擬態する事で、鳥から逃れているハムシです。

さすがに虫のフンを紹介したりはしませんのでご安心ください。

こうして見ていると虫っぽいですが、実物は、かなりフンにそっくりです。

どのくらい分かりにくいかと言いますと、8年務めてこの一匹しか

見つけられないくらい分かりにくい虫です。なので結構うれしかったです。

臨時駐車場では、コチドリが片足を羽にうずめて休んでいました。

どっこいしょ。座ってしまった。かわいい。

そういえば、少し前に・・・

おやっ、あれは・・・?

コチドリのヒナがいました。

こんな姿で見捨てられてかわいそうに・・・というわけではなく、

実はこれで巣立ち済みで、バリバリ走り回ることができます。

ところでこのヒナ、逃げません。

多分、まだ飛べないために、じっと隠れているしかないのだと思います。

めっちゃ怖かっただろうなあ。だって、東京タワーみたいにでかい化け物が

カメラを構えて見つめているのですもの。ええ、私です。

 

持ち運びできる自然チラシも出来上がりました。

ショウリョウバッタも小さいながら見つかるようになりました。

最近は、ニイニイゼミも鳴いています。

よかったら、散歩がてら見て行ってくださいませ!

 

 

◆ここからはおまけです。

暑すぎてグリーンカーテンがどんどん大きく育っています。

先月はこんなもんだったピノガール(小玉スイカ)が

まるで別の生き物に。どこにそんな葉っぱを隠し持っていたんだ。

しかもよく見ると・・・

こ、小玉スイカ・・・!

一目でスイカとわかる模様が、見ていてわくわくします。

大きくなーれ。

 

そういえば、

ツバメがエントランスで子育てしていたものですから、

その記録を残してみようと思います。写真は、ツバメの卵の殻です。

最初は毛もない寒そうな姿でした。しかもこの頃は、6月なのに寒かった!

こんな姿で世の中に放り出されたヒナ達は、ただただ震えていました。

さすがにまずいと思ったのか、親鳥が温めに戻って来ました。

生まれて数日、ヒナ、親の愛を知る。

 

それから数日後、

ほんのり皮膚から、ぷつぷつと生えてくるものがあります。鳥に近づいている。

この姿を見ていた私は、鳥って恐竜だったんだなあと、一人感動していました。

さらに数日。これで鳥です。しかしまだ飛べない。

さらに数日。まぎれもない鳥。しかし飛べない。

さらに数日。まだ飛べ・・・これは飛べるでしょう。

飛びたくないだけな気がする。だからってこんなにぎゅう詰めを我慢できるのか。

「メシだ!」「メシ!」「ください!」「飛びたくない!」

ここを出たら、遠くフィリピンとかまで渡るのだから飛びたくない。

来年も無事に渡りを終えて、戻ってくる事を願うばかりです。

 

「さて、やるか」

ツバメが日光浴を始めたので、今回の記事はここまでになります。

読んでくださり、ありがとうございます!