大和ゆとりの森

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【ゆとりの森自然情報:2025年10月】

こんにちは!園地スタッフです。

彼岸も過ぎて、気温の低下を感じます。

過ごしやすい今のうちに、何かやってみたいなあと思いました。

 

さて、今月も『ゆとりの森自然情報』を更新しました!

『ゆとりの森自然情報』は、公園内でみつけた生き物を紹介する掲示板です。

仲良しプラザ入ってすぐ正面にあります。

涼しくなって、生き物が戻ってきたように感じます。

スズメがテニスコート前の花壇に集まっていました。

顔をかいたり胸を張ったり、思い思いのポーズでたたずんでいます。

お目当ては花壇に残された草の種。

こちらには目もくれず必死に食べていました。うおおおちゅんちゅーん!

必死なスズメを横目に、キジバトが優雅に食事をとっていました。

優雅というか、のんびり屋なだけかもしれません。マイペースマイペース。

樹上からはシジュウカラの鳴き声が聞こえます。

シジュウカラは鳴き声を使い分けてコミュニケーションを取るそうです。

シジュウカラ語の勉強をしてみようかなあと、一分ほど思いました。

一方、修景池の小川ではハクセキレイが猛烈水浴び中!

汚れと疲れを吹き飛ばす!

なかなか豪快な水浴びでした(動画です)。

 

花も見てみましょう。

タンポポが再び咲き始めました。

タンポポは漢字で蒲公英と書きます。ぜんぜんタンポポ要素を感じない漢字だ。

風の橋(修景池の真ん中の橋)の下には、イヌタデという雑草がありました。

赤いつぼみを赤飯に見立てて、オママゴトに使うのが昔の定番だったそうです。

私もやったことある気がする。おいしそうですし。

あまり見かけない雑草が。ツルボと申します。

ふさふさしたものは花のようです。耳かきに使いたいとか思っちゃいました。

 

そういえば、

前回お伝えしましたキカラスウリはどうなったでしょうか?

スタッフは多目的リンクへ向かいました。

おっ、実ってる実ってる!ご立派な大きさ。にぎり拳に近いサイズです。

少し黄色みがかってきました。完熟すると強い黄色になります。

童話「銀河鉄道の夜」には、カラスウリをくり抜いたランプが出てきましたけれども、

キカラスウリでランプを作ったら、大きくて楽しそうです。

 

持ち運びできる『自然チラシ』も出来上がりました。

秋らしいトノサマバッタは、草の長いところや臨時駐車場で見つかります。

もしよければ、散歩がてら見て行って下さいませ!

 

 

◆ここからはオマケです。主に昆虫です。

バーベキュー広場のヤマハギにウラナミシジミが来ていました。秋のチョウです。

このチョウは、幼虫の育たない寒い地方でもタマゴを生んでしまい

幼虫を凍えさせてしまう残念な生き物でもあります。

もうちょっと考えてあげてほしい。

中央で向かい合っているのはカネタタキという、バッタの仲間です。

右がオスで左がメス。どちらも、なんとなくお寺を思い浮かべる色合いだ。

カネタタキの『カネ』は、たぶんお寺の『鐘』だと勝手に思っていました。

こちらはサビキコリと申します。なるほど、鉄錆びのような色だ。

しかし、『キコリ』とはどういう事だろう。あの木を切る『木こり』の事かしら。

意味ははっきりしないものの、味わいのある名前だと感じました。

かわってツッコミたくなる名前なのがこちら、ブドウトリバと申します。

ブドウでもないし、トリバってなんだ。鳥の羽でしょうか。

そもそもなんだこの虫、という話ですけれども、これ、蛾(ガ)です。

木にくっついていたのは、ムツボシテントウ

6個の黒い点があるからムツボシテントウ、これは分かりやすい!

ゆとりの森自然情報は、分かりやすいブログを目指しています。

そして最後に、名前の分からないトンボを見つけました。

見た目から、イトトンボというトンボの一種だという事は分かりました。

しかしながら調べても、オレンジ色のハネを持っているイトトンボ、

というものが見つかりませんでした。体の色だけならアジアイトトンボ

というトンボに似ています。ハネのオレンジ色は汚れかな?とか、

羽化したばかりで色が違うのかな?とも思いましたが、真相は分からず・・・

謎とともに秋が深まる、10月の折り返しでした。

 

出番がなかった水浴びハクセキレイの写真で、今回の記事は以上になります。

ここまで、読んで下さりありがとうございます!